会長からのメッセージ

川崎市看護協会会長

公益社団法人川崎市看護協会
会長 堀田 彰恵

市民生活のすぐそばにある看護職能団体として

 日頃から、川崎市看護協会の取組へのご理解ご協力を賜り、誠にありがとうございます。6月22日に開催されました令和5年度通常総会、理事会におきまして、会長として2期目を務めさせていただくこととなりました。どうぞよろしくお願いいたします。
 1期目は、コロナ禍の中であっという間の2年間でしたが、看護の現場で奮闘している看護職の皆様の事を思うと、私も会長として協会の取組推進を頑張ろうという気持ちが強くなりました。当協会のさらなる発展を目指して、役員、委員会委員、事務局が力を合わせて取組を進めてくださいました。心から感謝申し上げます。
 2期目となり、令和5年度の取組については、重点目標と事業・研修計画を総会資料でお示しした通りですが、中でも、看護師人材の確保と定着に向けた取組や看護の力で地域貢献する取組等について、「身近な看護協会」としての強みを発揮する形での具体的な方策を検討していきたいと考えています。
 一方、法人の経営状態はかなり厳しい状況にあり、このことは総会でも私からご説明させていただいたところです。今後の取組を推進するには、まず、法人の安定的運営が必須であることから、経営改善に向けた対策を講じてまいります。また、会員数の増加を図るため、当協会の活動を皆様に知っていただく発信力の向上、会員になってよかったと思っていただけるの福利厚生の充実等に向けて、検討してまいります。
 一人でも多くの看護職が、川崎市看護協会の仲間になっていただければ幸いです。引き続き、皆様のご支援を賜りますようよろしくお願い申し上げます。

公益社団法人川崎市看護協会
会長 堀田彰恵


「なぜ、川崎市に看護協会があるの?」に応えて~設立経過の概要~

 昭和の終わりから平成の初めにかけて、神奈川県看護協会川崎支部が川崎市の深刻な看護職不足の改善と看護の質の向上、市民の健康問題に対応した取組を進めるため、看護職の現任教育の場や看護活動の拠点が欲しい、という要望を川崎市に対して行いました。これを、市が受けとめ、支部に「ナーシングセンター構想」検討を委託。平成3年3月に検討の結果を市長に答申し、平成5年9月に「川崎市ナーシングセンター」が開設されるに至りました。

 当時、県協会川崎支部は、平成4年2月から支部事務所を構え、ナーシングセンター開設後はその管理運営を担いながら、平成7年8月にかわさき訪問看護ステーションを立ち上げるなど、非常に活発に活動していました。その後、さらなる取組充実のため法人格取得の案が持ち上がり、臨時総会に諮った結果、会員の総意として法人化取得を進めることとなりました。神奈川県看護協会からのご支援をいただき日本看護協会のご理解も得ることができたとの記録があります。県協会から分離独立したと捉えられがちですが、記録資料から、発足当時、川崎市看護協会は県看護協会川崎支部としての両面を持った一体的な団体との認識がうかがわれ、法人格取得は事業拡大の必要からだったようです。

 このことに携わった先輩方の情熱と努力たるや、相当のものであったと感じます。

 ホームページ内の「看護協会の歩み」をご参照ください。